2017/12/31

2017年を振り返って

こんにちは。2017年も、あと数時間ほどしか残っていません。これから今年最後の洗濯をするつもりです。笑

2017年は3月末にSFIを修了し、同時にKomvuxにてSAS基礎コースをスタート。
夏休み中は学校がなく、バイトとジムと家を自転車往復した毎日でした。
8月下旬から高校レベルのSAS1(10週間)が始まり、今現在は10月下旬にSAS2を通信コースで履修中。来年、2018年1月中旬からは同じ通信コースでSAS3(SAS最終段階)が始まります。

ここでひとつ、今年の生活を振り返ってみようかなと思います。
丁度いい質問集(Your year in review - Anuschka Reesより)が見つかったので、そこからいくつかピックしてご紹介します。


6 What was your favourite place that you visited in 2017?
今年訪ねたところで良かったところ

ウメオから出ることはほとんどありませんでしたが、スンツバルへの日帰り旅行が一番印象に残っています。

蛇足ですが……
北スウェーデンにはバスや電車があるとはいえ、ルレオやヴェステボッテン県内陸にあるkyrkstad(教会を中心にしたまち)などの史跡・まち歩き巡りなどは車がないと難しいな、と再確認。日本のように、電車とバスの乗り継ぎでほぼどこにでも行けるという感覚ではありません。日本と比べると観光業が大きくないのが原因なのでしょうか。

15 What was your biggest break-through moment career-wise?
キャリア面で、一番大きな突破口となった出来事

キャリアと言ってしまうと大きく聞こえるかもしれませんが、今年夏にバイト先のレストランでレジ・接客を任されていた時に接客で使うスウェーデン語を学ぶ・使う機会に恵まれました。
これから他のバイトに応募するときも、履歴書に接客とレジができる、何よりも(スウェーデンのレストランでの)経験があると書けるのは大きな強みです。

19 What little things did you most enjoy during your daily life?
日々の生活の中で一番楽しみだった小さなこと

朝のコーヒーでしょうか。夏ごろにパートナーとモカマスター(Moccamaster)というオランダのハイレンジ・コーヒーメーカーを奮発して買って以来、毎朝のコーヒーが今まで以上に楽しみになりました。
あとはアジア系食品のお店にたまにふらりと立ち寄って、スパイスや中華食品などを物色するのも小さな楽しみの一つだったりします。

20 What cool things did you create this year?
今年自分で創造した、クールなこと

手作り豆腐とキムチです。
そう、やっと今年の11月にキムチ作りしました(写真参照)!ヴィ―ガンバージョンです。大満足の仕上がりでした。キムチペーストが冷凍庫に大量にストック(大きな白菜20個分ほど)されているので、白菜シーズンのうちにまた数回作るかもしれません。

23 What new habits did you cultivate?
新しい習慣

今年の3月位からジムに通い始めました。筋肉が増えたおかげか、体重が増えました。
そして今年後半に入ってからは、Kpopダンスを始めました。練習すれば私も踊れるんだ、ということを実感しています。笑

29 What was your favourite moment spent with friends?
友達と過ごしたお気に入りの思い出は?

夏の終わりに、SFI時代からの友達と湖畔でBBQをしたことでしょうか。
Komvuxに入りコース(レベル)がばらばらになってからも、一緒にお昼ご飯を食べたり、スパに連れて行ってもらったり、何かとまめに集まる機会があります。

37 What purchase turned out to be the best decision ever?
一番買ってよかったと思うもの

ドクターマーチンの冬仕様14ホールブーツです。品番は1B99 FL。
1,800krほどしましたが、冬への投資だと思い、9月ごろに購入しました。
内側全体にフェイクファーのライニングがされていて、普通の靴下でも暖かいです。ライニングのおかげで履き心地はジャストサイズなのですが、厚手の靴下が履けないのは唯一の欠点。
昨年はセールで冬用ロングブーツ(内側ライニング付)を購入しましたが、あまり丈夫ではなく、デザインも気に入らずあまり履きたくありませんでした。その反面ドクターマーチンは値段は張るけれども、暖かいしタフな作りで、見た目もいいし、積極的に履きたくなります。
冬用ブーツはこだわりを持って買ったほうが(少なくとも北スウェーデンでは)、丈夫なのはもちろんのこと、お出かけも楽しくなると思います。
北スウェーデンの暗闇の冬、短い日照時間中に気持ちよく外に出るためにも、冬用ブーツへの投資をお勧めします。笑

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それでは、これが今年最後のブログ記事になります。
プライベートで今年初めてお会いした方々、スウェーデンに住んでいる友人や知り合いのみなさま、ブログを読んでくださっている方々、日本にいらっしゃるみなさま、本年はお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。

2017/12/27

船便について(日本からスウェーデン)

※本当に記憶がなくならないうちに書き留めておかないと!と思い、随分遅れてしまいましたが引越し荷物を送る際の船便のポイント・体験談をご紹介します。

日本からスウェーデンに荷物を送る場合、EMSや船便などいくつか方法があります。
DHLなどの会社を使うのも一つの手ですが、やはり一番安いのは日本郵政で送ることだと思います。

私はamazonの120サイズ位の段ボール箱を再利用して、船便を利用しました。
居住許可がなかなか下りずにムズムズしていたのと、送るならフライングしてでも早い方がいいだろうと思ったので、2016年6月中旬に発送しました(居住許可が下りたのは同年7月、実際引越したのは同年9月)。
冬服(冬コートまで入れて送ってしまいました。後ほど後悔することに…※後述)・あまり分厚くないレシピ本や絶対に持って行きたい小説厳選10冊ほど・靴・文房具など3箱に分け、同じ日に全ての荷物を発送しましたが、それぞれの荷物がスウェーデンに届いた時期はバラバラでした。

船便のメリットは、安く送れるということです。2~3ヶ月かかりますが、かさばる服や靴、本を送るのに最適です。
輸送中に段ボールがかなりボロボロになる場合があるので、できるだけしっかりした段ボール、中身の重量を偏らせない、ガムテープで箱のフチを保護するなどの注意が必要です。
私はamazonの大きめ段ボール(120サイズ位)を再利用しましたが、amazonの段ボールは厚さがあまりないので少し不安でした。想定の範囲内でしたが、スウェーデンで荷物を受け取った時には「潰されました感」満載の箱に変身してました。笑 幸いなことに中身のダメージはありませんでした。

船便でスウェーデンに荷物を送る場合、書類を2種類添付する必要があります。
ひとつは税関告知書とも呼ばれるCN22もしくはCN23。CN23はJPのホームページからダウンロードできます
もうひとつは、ザ・インボイス。こちらもJPからダウンロードできます
私はザ・インボイスを作成してから、内容品の名称・値段・重さなどをCN23にコピー&ペーストしました。

インボイスを作成する際は、内容品をとても細かく書き出すことになります。
荷物がどこを経由するルートで行くのかが分からないため(船便はトラッキングできません)、念をおしてそれぞれの箱に何が入っているか、すべて書き出しました。
靴下やタイツ、下着、シャツやジーンズは洋服として、冬コートはウィンタージャケットとして。ブーツやスニーカーは靴、ペンやノートなどはステーショナリーグッズとして種別に書き分けました。
それぞれの品目の値段ですが、贈り物や新しいものは何一つなかったので全て単価10円~100円程度で書きました。冬コートは500円くらいにしたと思います。

パソコンで作成したインボイスのデータが残っていたので、他の記入欄はスクリーンショットをご参考ください。



冒頭に冬コートも送ってしまって後悔した、と書きましたが、それというのも船便で送った3つの荷物のうち、ひとつは受け取るまでにゆうに4ヶ月もかかってしまいました。
なので、当然荷物を受け取れた10月のウメオの気温は日本の冬気温。冬コートが入った荷物が届く1ヶ月から気温が下がり始め、カーディガンを羽織っての外出には寒さの限界が来たので仕方なしにH&Mでジャケットを買いました。
自分自身がスウェーデンに引っ越す際のスーツケースに冬ジャケットを一着入れておけばよかったな、と後悔した次第でした。

と、足早に船便体験談、ちょっとしたポイントの紹介でした。
何か他に思い出したらその都度書き足し、もしくは新しい記事を書こうかなと思っています。


出典・参考
国際郵便らくらくナビ(日本郵政のウェブサイト。留学生向けですが、インボイスの書き方からどの方法で送るのがベストなのかまで、とても参考になりました)
送料の虎(日本国内郵便・国際郵便の送料比較サイト。日本郵政以外にもDHL、ヤマト、FedExなどと比較してくれます。かなり便利!)
パティシエールあいぼん日記 in Sweden(ストックホルム在住のパティシエールの方のブログ。リンク先のエントリーで、体験談を交えて詳しく船便について解説されています)

2017/09/06

Komvux秋学期、SAS1開始

スウェーデンに引越して一年が経ちました。
一年前と比べると、ゼロだったスウェーデン語が人の言っていることが80%くらい分かるようになり、一般的な会話も躓きながらもこなせるようになりました。

バイト先では夏の間、uteservering(ベランダ席、外のイーティングエリア)を開放していたのですが、学校も夏休みだったため昼間はそこのレジに立って注文を取って、出来た料理を席まで運ぶサービングもしていました。
レストラン接客のスウェーデン語を学べたいい機会でした。

8月中旬からKomvuxの秋学期が始まり、いわゆる高校レベルのスウェーデン語コースであるSvenska som andraspråk 1(SAS1)の10週間コースがスタートしました。週4コマ(1コマ90分)しか授業がないため、残りの時間は自習かバイトをして過ごしています。
授業では基本文法の復習を交えながら教科書を読み進めたり、グループワークでディスカッションをしたりしています。大きな課題は、学期が終わるまでに指定された小説を読んで読書レポートを書く・グループで読んだ内容をディスカッションするというものです。

10週間のSAS1が終わったら11月はほぼ日本で過ごす予定なのですが、その後スウェーデンに帰ってきたら今度からはディスタンス(通信コース)でSAS2、SAS3コースを受けようかなと思っています。
※SASは1から3まであります。SAS3を修了すると、スウェーデン語をスウェーデンの高校最終レベルまで修学したということになります。

理由は二つ。
一つは、学校に行ってクラスメイトと共にスウェーデン語を学ぶというのが難しくなってきたということ。
先述のとおり、授業ではグループワークがあります。小さなグループになってある題材についてディスカッションをするのが主な課題なのですが、そこで発言すること・グループ内でコミュニケーションを取ることが難しいのです。意見を述べているときに遮られることが多かったり、誰か一人の独壇場になってしまったり。これではグループワークの意味がないな、と感じるのです。
また、授業を真面目に受ける気がない生徒が授業と関係のないことを質問したり、発言したりして授業が滞ってしまうこともあります。先生のレクチャーを聞いている最中に関係のないことを話しかけられ、今は授業を聞きたいから後でね、との旨を伝えると真面目であることをからかわれることも。
実は、似たような傾向が春学期に受けた基本コース(SAS Grund 4)でもありました。次のコース、レベルに進んでこのような状況が改善されることは難しいだろうと思うので、ディスタンスで学んだほうが精神衛生上もいいかな、と考えている次第です。
理由の二つ目は、ディスタンスは通学する必要がないので、バイトももっとできるだろう、という単純な理由です。バイトでは日常的に使う、話すスウェーデン語を学ぶ機会もあります。

もちろん、学校に通って教室で授業を受けるメリット、特に言語学習においてそれが果たす役割はとても大きいと思います。
けれども、私自身の精神の健康のために自宅学習と通学学習どちらがいいかと考えると、自宅で学習した方がずっと気が楽に、楽しくスウェーデン語を学べると思うのです。
幸いなことに、SFIや今通っているKomvuxで既に基本的なスウェーデン語文法などは学習しています。スウェーデン語レベルゼロからディスタンスで学習するよりも、ずっと効率的にできるはずです。

とりあえず今の目的は、10月下旬まで続くSAS1コースを修了させること。

重い話でしたので、先週末にSFI時代からの友人と行った湖畔BBQの写真をどうぞ。笑
気温は15度ほどでしたが、すっきりした秋晴れの素晴らしい天気でした。
近所のNydalasjönにて。湖の周りにはBBQスポットが点在しています
スポットにはベンチと自分で火をおこせる炉が設置されています
市が設置・管理している、炉専用の薪。
カラカラに乾燥していて、よく燃えるいい薪ばかりでした

2017/08/29

Sundsvallまちあるきの巻

しばらく前のことになりますが、7月初旬、日帰りでSundsvall(スンツヴァル)に行ってきました。
スウェーデン北部を意味するNorrland(ノルランド)地域の最南端にある、比較的大きな街です。

ウメオからスンツヴァルまでは、ストックホルム行きの電車に乗ります。チケットは事前予約性で、飛行機のチケットのように日によって値段が変動します。私は学割で少し安く購入できました。

スンツヴァル、何も下調べをせずに行ったのですが、初めて訪れた街の印象を一言(一文?)で言うと「何でウメオと同じノルランドなのにこんなに街並みが違うの!?」です。

実はウメオとスンツヴァル、19世紀末(1888年)にどちらの街も大火事で全焼しています。
スンツヴァル博物館の展示解説によれば、大火事の前まではスンツヴァルは「ノルランドの典型的な、木造の建物が建ち並ぶ街」だったそうです。もちろん、石造りの建物もありましたが。

街が再建されたとき、ウメオは万が一また火事が起こっても火が広がらないようにと白樺の木を街中に植えたのですが、建造物は木造が多いまま。今現在も、街中心部には石造りの建築物よりも木造建築が沢山あります。と言ってもここ近年は街中心部の再整備が進められているため、次々と新しい建物が建てられています。
一方のスンツヴァルでは、また火事で街が全焼しないよう、再建した際に街中心部のほとんどの建造物を石造りにしました。林業や鉱業、鉄鋼業が盛んなノルランドとスウェーデン南部や他国を結ぶ交易・商業都市として相応しい建物を、との意図もあったと思います。
そのおかげか、今もスンツヴァルの街路には石造りの建物が並び、街全体がウメオとは全く違った雰囲気を醸し出しています。街の中心部はStenstaden(石造りの街)と呼ばれています。

西洋建築にはあまり明るくなく、用語知識もないためここからは写真ばかりですが……。
もっとまちあるきしたいな、もっと文化遺産やまちなみの研究したいな、と思った一日でした。

街角。あらゆる建物にKマーク(Kulrurmärkning。
歴史的・文化的価値がある建物などにつけられる保護マーク)がついてます。
スヴェア劇場。外壁は何で塗っているんでしょう。
右の赤い建物はスヴェア劇場。向かって左はベーカリー

建物の一階は商店やレストラン、オフィス、二階以降は住居として使われる例が多いです。
アーチで装飾された、銀行として建てられたであろう建物。現在はオフィスビルになっています。
煉瓦と石の壁の境目に、Sundsvall Sparbankという文字が残っています
街のあらゆるところにドラゴンのフィギュアが。
大火の後、厄除けとして屋根にドラゴンを飾るようになったとか。
今では街のシンボルとして、毎年”ドラゴンパレード”というお祭りをやるそうです。





























厄除けドラゴンがある建物の写真を撮ってないかなと思って探してみたら、ありました。右が拡大です。
ボスニア湾へ続く中心部の川。川を隔てて写真左側が中心部、右側が北部です。
E4(スウェーデン南部から北部にかけて横断している大きな高速道路。
日本語だとE04号線というらしいです)の橋。橋の向こうがボスニア湾
Kulturmagasinetと呼ばれる、図書館や博物館(この博物館がまた良かった!)、
カフェなどが入っている複合施設。
ガラスの天井でいくつかの建物を合わせて一つの施設にしています。
Kulturmagasinet内スンツヴァル博物館の展示より、第二次世界大戦中の食物・物資配給スタンプ。
キャプションにおいて、第二次世界大戦中は食物、テキスタイル(布物)、靴を
各家庭の規模に合わせ配給制にして供給制限をしていたと書いています。
Innergården 1891というカフェ。
こちらは一つの大きな建物ブロックの中庭部分にガラスの天井を設置し、
その下をカフェにしています。開放的!

2017/07/23

居住ビザ申請体験記 2015年-2016年版

私は現在、2年間のUppehållstillstånd(居住許可、つまり居住ビザ)を保持してスウェーデンに住んでいます。

学生ビザ、労働ビザなど数種類あるスウェーデンのビザですが、スウェーデン国籍のパートナーと一緒に住む・生活する理由などでスウェーデンに91日以上の長期滞在ビザを申請する場合、いわゆるUppehållstillståndというビザに対してMigrationsverket(移民庁)に許可申請(UT申請)をします。
概念としては配偶者ビザ、同居ビザ、家族ビザといった感じでしょうか。
居住許可の種類には二種類あります。

Uppehållstillstånd(以下UT)
2年間の期限付きの居住許可。スウェーデン国籍・永住権保持のパートナーや家族いる場合などに許可されます。
Permanent uppehållstillstånd(以下PUT)
永住許可。すでにUTを保持している場合は、その期限が切れる前に延長申請をする必要があります。大抵の場合は延長申請が認められ、PUTが下りるそうです。
また、友人やFacebookのUT申請サポートグループ(申請者同士の情報交換グループ)からの情報なので確かなこととは言えませんが、パートナーなどとスウェーデン国外で2年間以上一緒に住んでいたということが証明できる場合、 初回のUTビザ申請でいきなりPUTが許可されることもあるようです。移民庁から直接聞いたことではないので、あくまでもご参考までに。

私の場合、申請から許可までに要した時間は約14ヶ月。
それというのも、ちょうど私が申請をした2015年中期が、アフリカや中東などからの難民希望者が例年になく多くスウェーデンに来て難民申請をするタイミングと重なってしまったからです。
現在のスウェーデンのシステムでは、移民申請処理はもちろんのこと、難民申請に係る手続きも移民庁に一任されています。
ネット上にある個人のブログやThe Localというニュースサイトのフォーラムなどで調べてみると、数年前ならば(もちろん個人のケースによりますが)数か月、長くても1年で居住許可が下りることが多かったそうです。

前置きが長くなってしまいましたが、とりあえず、記憶を頼りにUT取得までのステップを簡単に書き出します。

※申請から許可までのプロセス、提出書類、所要時間などは、すべて私が申請した2015年から居住許可が下りた2016年のものです。
2016年7月に移民申請のルール、要件やプロセスが大幅に変わりました。この記事に書いてあることと今現在の違うところが多くあると思いますので、あくまでも個人の体験として参考にしてください。

(↓をクリック)

2017/04/17

食事情(ウメオ編)

友人や日本の家族との会話で、よく何を食べているの?と聞かれます。

私と夫はベジタリアンなので、そういう質問にはよくベジタリアン料理を食べていると答えていますが、もうちょっと細かく説明する必要のある時はとりあえずよく食べるものを答えます。
主食としたら豆パスタ、米(ジャスミン白米、ジャスミン玄米、早炊きのRårisなど)、ブルグル、じゃがいも、他の根菜類、白くない全粒のパン……

Quornという、きのこのタンパク質が主な原料になっているベジミートや、大豆からできたベジミートもよく調理に使います。
こういうベジミートは大抵のスーパーで冷凍食品として売られているので、日本にいた時と違いベジミートを手に入れるのに苦労しません。笑
挽き肉タイプ、フィレタイプ、ミートパティタイプ、ソーセージタイプと、種類も豊富。

ほかに水煮の豆類もよく食べます。
豊富な乳製品、卵、野菜ももちろん。

何の料理をするの?という質問になると、、
カレー、根菜のローストとQuornフィレ、野菜炒め、ベジミートソースパスタ、ベジソーセージとパスタ、タコス、ブロッコリーソースパスタ、豆類のグラタン、コールスロー……など、挙げたらきりがありませんが、米を炊飯器で炊くのとパスタを茹でるのは頻繁にやっている気がします。
先日はバイト先の友人と豆腐作りをしました。にがりの代わりにレモン汁を使ったので、レモン薫るさわやかな豆腐になりました。笑
クリスマスに作ったケールとヴェステボッテンチーズのパイ
先日は豆腐作りもしました。こちらは冷や奴
日本から持ち込んだ炊飯器ではよくジャスミンライスを炊きます
(海外対応モデルなのでデフォルト表示が中国語と英語)

醤油は売ってるの?とも聞かれます。もちろん!
キッコーマンから中華系、スーパーのオリジナルブランドまで、普通のスーパーには豊富に揃っていますし、価格も高くはありません。

穀物酢・米酢、だしの素となると、日本食品を売っているお店に行った方がいいかもしれません。
ウメオには街に日本の方が経営されている日本食レストランがあり、そこで日本の調味料を買うことができます。
お米や冷凍食品、カレールーなんかも売っています。

また、大学近くのÅlidhemというエリアにはHong Lai Trading(個人的にホンライ商店と呼んでいます)というお店があります。そこは主に中華食材を販売していますが、日本・韓国の食材も少し置いています。
レジ横の冷蔵庫には豆腐が大量に売っていて、1パック20krほどとさほど高くありません。味も全く悪くなく、日本で食べる普通の豆腐とあまり変わらない気がします。
値札をつけていない商品が多いお店なのですが、以前、粉末の花椒を買ったら5krという破格のお値段でした。笑

街中心部の駅近くにはHyper Asia Livsというお店もあり、南アジア・中東系食材を主にインスタントラーメンや冷凍春巻きなどを置いています。ここでは辛ラーメンをまとめ買いしました。
日本で売っている辛ラーメンはベジタリアンではないのですが、
なぜかスウェーデンで売っているものはベジタリアン対応です


街の端にはThai Supermarketというところ(名前からしてタイ・東南アジア・東アジア食材店)と、中心部のVasaplanバス停の近くにもう一つアジア食材店があるそうです。

2月に所要で一時帰国をしたときは、お米(無洗米)や穀物酢、マヨネーズ、昆布だしやすりごまなどを買ってスウェーデンへ持って帰ってきました。
手間はかかりますが、やっぱりこの方法が一番安いし簡単かもしれません。
米を5合ずつに分け、ジップロックを二重にしてスーツケースへ入れました
こちらでは希少な麦茶パックも持って帰ってきました

……と、和洋関係なく食べたいものは食べられているので、あまり食には困っていません。
ですが、今現在すごーく食べたい!恋しい!と思っている食べ物というと、おいしいキムチです。
大きめのスーパーやホンライ商店では瓶詰や缶詰のキムチが売っているのですが、これが美味しくないのです。

昨年の冬は自分で作ろうとレシピを調べて買い物に出かけたのですが、なかなか白菜が見つからず、結局作れず……。
どなたか、おいしいキムチ作って(ウメオで)販売してませんか?

2017/01/29

スウェーデンでの運転免許証書換

スウェーデン国内で運転をするためには、当たり前ですが免許証が必要になります。
スウェーデンで免許証を取得するとEUの免許証を取得することになるので、
ドイツやフランス、デンマークなどのEU加盟国でもその免許証で運転することができます。

逆に言うと、EUの免許証を持っていればスウェーデンでも運転できるということ。

私は日本の普通自動車免許を持っていますが、日本の免許証ではこちらでは運転できません。(一応、EU国外で取得した有効な運転免許証を持っていれば一年間に限って運転できるようですが)
幸いなことに、日本の免許証を持っている人(なおかつスウェーデンの居住許可がある人)は、スウェーデンでその免許証をEUの免許証に「交換(書換)」することができます。
細々した手続きが多く、また多少の費用がかかりますが、技術や筆記テストなしでEUの免許証に書き換えることができます。

書換プロセスはこんな流れでした。
※2016年9月~2017年1月時点での情報・手続きの流れです。

在瑞日本大使館より日本の免許証の翻訳(自動車運転免許証抜粋証明)をもらう
事前に大使館に電話してプロセスを確認した後、大使館ホームページの申請フォームをダウンロード・記入し、日本の免許証、カード型の居住許可証(Uppehållstillstånd)とパスポートの原本、代理人の委任状を添付してREK(レーク:書留のようなもの)で大使館に郵送申請しました。
翻訳は大体一週間ほどで出来上がるとのことだったのですが、大使館に本人もしくは代理人が直接受け取りに行って、手数料もその場で現金で支払わなければいけない、と伝えられました。私の場合はウプサーラに住んでいる友人を代理人にして、代わりに受け取り・支払いをしてもらいました。
手数料は140krでした。

Transportstyrelsen(交通局)のホームページから書換申請フォームを取り寄せる
「Ansök om utbyte av utländskt körkort」という免許証書換申請フォームを取り寄せます。
ホームページ上で取り寄せ申請をした後、2~3日後に郵送で書換申請フォームが届きました。
フォームには申請時に添付すべき書類が明記されています。

③TransportstyrelsenのホームページからHälsodeklarationをダウンロード・記入
自分の健康状態(大きな病気をしたことがないか、薬を飲んでいるかなど)をチェックするフォームです。
自分で記入しますが、私は眼鏡屋で視力検査をしたときに眼に関する項目をついでに記入してもらいました。(乱視なのか自分でもよく分からなかったため)

④街の眼鏡屋(Synsamなど)で視力検査をし、視力証明書をもらう
ドロップインでも、運転免許証用に視力検査をしたいと伝えると検査できます。
料金は100krでした。

⑤上記の書類とほかに必要な書類・コピーなどをまとめてTransportstyrelsenに送る
免許証の翻訳、書換申請フォーム、Hälsodeklaration、視力証明書、Personbevis(Skatteverket:税務庁からもらえます。ネットで取り寄せ申請をすると、数日後に郵送されてきます。私の場合は以前取り寄せたものがあったので、それを使いました)、日本の免許証原本、パスポートのコピーをTransportstyrelsenにREKで送りました。
(もしかしたら、居住許可証のコピーも送ったかもしれません)

⑥書換申請手数料の支払いと、最寄りのTrafikverketで写真撮影&サインを登録
送付から約一週間後、Transportstyrelsenから書換申請手数料の振込用紙と共に「運転免許証の書換申請を受け付けましたよ」という手紙が来ました。
文面に最寄りのTrafikverket(別の交通局)に行って免許証用の写真撮影とサイン登録をしなさい、とあるので、早速手紙を受け取った次の日に済ませました。
書換申請手数料は150kr。
写真撮影には80krかかりました。(これはその場では支払わず、後日、手数料の振込用紙が自宅に届きました)
受付の人には大体一週間くらいで免許証が出来上がるよ、と伝えられました。

⑦書留で運転免許証が届くので、受け取りに行く
Trafikverket訪問後、一週間で「書留が来ているから取りにきなさい」という手紙が郵便局から届きました。
指定のPostombud(郵便物取り扱い所)に有効なIDとその手紙を持って受け取りに行き、晴れてEUの運転免許証への書換が終了しました!
ここまでのプロセスで、トータル1.5ヶ月~2ヶ月くらいです。



⑧日本の免許証原本が返還される(はず)
日本大使館のホームページにもありますが、書換に使った日本の運転免許証は申請者本人に返還されず、日本大使館に返還されます。
大使館が返還を希望するか否かの旨をこちらに連絡してくれるとのことです。いつ頃になるかは分かりませんが……。
現在、日本の免許証が手元に戻ってくるのを待っている次第です。
※追記(2017-05-21) 3月末に免許証が返還されました!大使館から電話があったので、郵送で送ってくださいとお願いしました。


参照・リンク
Driving license from a non-EU country (2017/01/29閲覧)
Driving licence recognition and validity (2017/01/29閲覧)
自動車運転免許抜粋証明-在瑞日本大使館 (2017/01/29閲覧)
Körkort från länder utanför EES (2017/01/29閲覧)

ブログ・わたしについて

初めての方も、初めてではない方も、はじめまして。

2016年8月末にスウェーデン北部のウメオという街に引っ越してきました。

このブログでは、私の体験をもとにネット上ではなかなか見つけにくい
日本語でのスウェーデン関連手続き情報などについてを綴っていきたいと思います。

少しでもスウェーデンとご縁がある方の役に立てれば幸いです。

以下、少しだけですが自己紹介です。
===
1991年 栃木県生まれ
2010年 京都造形芸術大学歴史遺産学科(~2014年)
    スウェーデン人のパートナーと出会う
2015年 1月 パートナーと結婚
    6月 スウェーデンへの居住許可を申請
2016年 7月 スウェーデンへの居住許可が認められる
    8月 スウェーデン北部ウメオへ引っ越す
    9月 SFIへ通い始める
      (オリエンテーションコース5週間、コースC10週間、コースD10週間)
2017年 3月 SFIを卒業、KomvuxにてSAS G4開始(10週間)
    8月 SAS 1開始(10週間、通学)
    10月 SAS 2開始(10週間、通信)
2018年 1月 SAS 3開始(10週間、通信)
    3月 SASコース全課程=高校レベルのスウェーデン語修了
    7月 Permanent uppehållstillstånd(永住許可)が認められる
    8月 パートナーと別れる(後に離婚)
    9月 ウメオ大学 Branschutbildningen för museer och kulturarv
      (博物館・文化遺産教育プログラム)開始
      …今に至る